2010-03-06から1日間の記事一覧
九 夜半の寝覚 『夜半の寝覚』には取り立てて素晴らしい場面もなく、またさして見事と言える箇所もないのですけれど、最初から主人公である中の上ただ一人のことを書き、一心不乱に、しみじみと情趣豊かに心を込めて創作していた様子が目に浮かぶようで、趣…
九 夜半の寝覚 『夜半の寝覚』には取り立てて素晴らしい場面もなく、またさして見事と言える箇所もないのですけれど、最初から主人公である中の上ただ一人のことを書き、一心不乱に、しみじみと情趣豊かに心を込めて創作していた様子が目に浮かぶようで、趣…