2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

叱られてきました

研修に行けなかったことを考えているうちにモヤモヤしてくる。 研修というのは「給与を頂きながら勉強させて頂ける非常にありがたい制度」である。 企業がコストを投じることによって授業品質を上げ、最終的には顧客であるところの生徒たちの顧客満足=成績…

生還

私は25日の授業を終え、報告書を書き、約束の時間にやや遅れて池袋に到着した。 これから、大学時代からの友人二人との飲み会である。 一人が店長を勤める池袋丸井そばの飲食店に到着すると、見慣れた顔が二つ並んでいる。 「おーっす。」 「おつかれ。」 …

諸君、ヴァルハラで会おう

ついに25日になってしまった。 本日の予定は19時から21時まで授業。 そのあと報告書作成。 24時から池袋で飲み会。 明日には埼玉に戻って朝10時から研修。 その研修が18時まで続く。 私の頭脳は24時間以上続く知的負荷の嵐に耐えられるのか。 …

誤信念課題

三人の姪を前にして、私は一つの実験を開始した。 彼女たちの年齢は当時、5歳、9歳、11歳であった。 「はい、ではこれから実験を開始します。お話をして、最後に君たちに質問をしますから、よーく聞いてください。」 私は手元にあったチラシの白い裏面に…

「倍音」の授業(の終わり)

「答えは……芥川。」 「芥川龍之介」という名前を書きながら、私はすーっと頭から血が降りていくのを感じていた。 「芥川龍之介は、『河童』という作品を書いています。主人公は精神病の患者です。その患者が、滔々と河童の国での出来事を話す。そういう話で…

伊丹十三/静かな生活

「人間は人間の道具ではない」 完成途中の絵本に肉筆で書き込まれるこの言葉は 幾度も甦って私の未熟を打擲する。

「倍音」の授業(さらに続き)

「茂木さんが書いていたのは、子どもの頃の思い出話だった。昆虫少年だった茂木さんの家の近所には、二つの森があったんだって。一つは、『ミヤマセセリ』……って言ったかな。そういう名前のチョウチョがたくさんいる森。」 私はホワイトボードに「ミヤマセセ…

「倍音」の授業(続き)

というかね……。この世の中にはさ、はっきりとは言えないことっていうのがあるんだよ。立場もある、時代の空気とか、良識なんてものもある。書いているひとがすごく優しくて、『こんなこと言われたら、きっと傷つくよな』って気を使ってしまうこともあるだろ…

「倍音」の授業

私はホワイトボードに、「文学的倍音」という言葉を書き付けた。 「まず、『倍音』っていう言葉の説明から始めるね。ドレミファソラシド〜♪の高いドの音は、低いドの音の倍の周波数を持っています。人間の耳はこの二つのドを同じ音だと感じるんだけど、音波…

ただ毎日書いてみる

ラジオデイズというサイトの、「ラジオの街で会いましょう」というコンテンツを聴きまくる。 内田樹、平川克美、小田嶋隆、養老孟司、高橋源一郎と、講演があれば金を払ってでも観に行きたいメンバー(実際行ったし)が勢ぞろい。 こんなに質の高い番組が無…

書けない。 おそらくは、この「抵抗」こそが、私が身体を軽視するそもそもの原因なのだ。 私の身体は必死に「わたし」を守ろうとしている。 生きながらえさせようとしている。 その結果が、この沈黙だ。 実につまらない。 消費者庁成立。 「食の安全」に一切…

絶不調

うーむ、困った。 全然文章を書く気が起こらないではないか。 私の文章を読んで不愉快になる人が増えないのは実に平和でよろしいのだが、いかんせん私自身の気分がよろしくない。 現代の若者として声を上げたことでもあるし、ここは一つ「アングリー・ヤング…

便りのないのは

良い便り。 気分よく日々を過ごしていますよ〜。