十一 玉藻 又、「『玉藻』は如何に。」といふなれば、「さしてあはれなる事もいみじき事もなけれども、『親はありくとさいなめ』と、うち始めたる程、何となくいみじげにて、おくのたかき。物語にとりては、蓬の宮こそいとあはれなる人、後に尚侍(ないしの…
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