ペニー・マーシャル/レナードの朝

ロビン・ウィリアムスの笑顔と、レナードが薬剤投与によって一時的に得た光を失いつつある時のダンス・シーン。彼女がレナードの手を自分の腰に押し付けるさり気ない仕草。
その二つの場面だけで見る価値のある映画だと思う。


オリバー・サックス死去のニュースに触れて見ることにした映画。
たまたま読んでいた大江健三郎の作品に出てきたペニー、ペネロープという名前が
映画が始まってすぐにクレジット表示されて、幸福な偶然に助けられた。
運命論者になったというのではなく、もうあまり偶然を信じなくなっているのだけど、ありとあらゆる偶然の可能性を排除したりはしない。
その時はまだ偶然だと感じられた。


ロビン・ウィリアムスはあんな風に笑うひとだったんだね。